早大学院ラグビー部について

歴史

早稲田大学高等学院ラグビー部は、長い歴史を有する伝統クラブです。
1949(昭和24)年、戦後の新制高等学院発足と同時に創部し、これまで歴史を重ねてきました。戦前の旧制高等学院時代を含めると1918(大正7)年創部の兄貴分、早大ラグビー部と同じ歴史を重ねています。
伝統の『赤黒ジャージー』、部歌『北風』は早大ラグビー部と同じです。そして優勝した時だけに歌うことが許される第二部歌『荒ぶる』も継承しています。早大学院ラグビー部では、この第二部歌『荒ぶる』を過去3度の全国高校ラグビー東京都大会優勝を成し遂げた時に歌うことが許されました。
早大学院ラグビー部は『緊張』『創造』『継承』の精神のもとに常に優勝を目指しています。

過去3度の「花園」出場

「花園」-それは高校ラガーメンの聖地であり目標-
早大学院ラグビー部は、全国有数の激戦区で知られる東京都予選を勝ち抜き、過去「3度」の全国大会出場を果たしています。
初出場は1978(昭和53)年 当時高校日本一と言われた国学院久我山と都決勝で対戦。久我山の猛攻を激しいタックルで破り、見事東京代表の栄冠を勝ち得ました。
2度目は1988(昭和63)年 強力FWを擁する本郷高校と都決勝で対戦し16-15という大接戦で劇的な勝利を収めました。早稲田大学ラグビー蹴球部に受け継がれる勝利の歌「荒ぶる」が競技場に高らかに響き渡った感動の瞬間でありました。
3度目が1990(平成2)年 宿敵・国学院久我山を都決勝で10-0で下し、花園出場を果たしています。

花園で大阪工大高に引分ける

3度目の花園出場を果たした早大学院はノーシードながら、順調に2回戦を勝ち上がり、3回戦で全国有数の強豪・大阪工大高と対戦しました。
雨中での激しい戦いの中、当時高校日本一と言われた強力FWを擁する大阪工大高に対し、一歩も引かない壮絶な戦いが繰り広げられました。 後半、早大学院が6点リードのところで、大阪工大高が同点トライ。そのまま同点でノーサイドとなり抽選の結果、大阪工大高が準決勝へ駒を進めました。
この試合は本大会ベストゲームとして今でも語り継がれています。

指導体制、トレーニングスタッフ

早大学院ラグビー部は、伝統的にOBが指導する体制をとってきました。それはOBが指導することにより「早稲田ラグビー」の戦術、技、そして魂を次代の早大学院ラグビー部へ永遠に継承していく為です。
指導スタッフは監督・コーチが早大学院ラグビーOBの中から選出され、指導を行っています。監督・コーチ陣は会社員がほとんどの為、平日は学生主体で運営し、土日を中心に監督・コーチ陣の綿密な指導が行われています。
また専任のトレーニングスタッフにより、ラグビーには欠かせない体力作りとケガ等の管理を科学的に行っています。
監督・コーチ陣は学生が学院ラグビー部の厳しい練習を通じて人生の大きな糧となるものを得ることを目指しています。

早稲田大学ラグビー蹴球部との繋がり

早稲田大学ラグビー蹴球部は常に全国のトップであり続けています。その早大ラグビー部には多くの早大学院出身者が入部し活躍してきました。
早大学院出身者で早大ラグビー部を卒業した歴代のOBも100名を越え他校出身者を圧倒しています。 伝統ある明治大学との定期戦では、2009年12月の定期戦に早大学院OBの内山君(法学部3年)がセンターで先発出場し、勝利に貢献しました。
2002(平成14)年度に完成した上井草早大グランドはラグビー専用で一年中緑の芝に覆われています。 ここで、練習試合や定期戦等を行ったり、大学生の胸を借りて出稽古を行ったりしています。

定期戦

学院ラグビー部は都大会等の公式戦以外に定期戦を大切にしてきました。
現在、毎年秋に行われている早慶戦(慶應日吉)は 50年以上の歴史を持ち、また春の4校対抗(慶應、青山学院、成蹊)、関西遠征(同志社香里、京都府立洛北)、3校対抗(早実、早大本庄)の定期戦が年間 スケジュールに組み込まれています。
他校との交流をラグビーを通じて互いにライバルとしてお互いに切磋琢磨しています。

近年の成績

近年早大学院は、残念ながら全国大会出場を果たしていません。 今年こそは、4度目の花園出場を!と全員一丸となり厳しい練習を続けています。

資料室

西暦監督主将主な戦績
2023 高橋 大 ( 卒) 佐藤 隼成 全国大会 都予選 二回勝敗退
2022 高橋 大 ( 卒) 村上 結太 全国大会 都予選 準々決勝敗退
2021 吉田 政行 (00卒) 吉田 慎太郎 全国大会 都予選 二回勝敗退
2020 吉田 政行 (00卒) 野口 亮 全国大会 都予選 二回戦敗退
2019 吉田 政行 (00卒) 大山 京太郎 全国大会 都予選 二回戦敗退
2018 渡邉 千明 (06卒) 西野 直樹 全国大会 都予選 準々決勝敗退
2017 渡邉 千明 (06卒) 宮武 海人 全国大会 都予選 準々決勝敗退
2016 渡邉 千明 (06卒) 上野 雄祐 全国大会 都予選 三回戦敗退
2015 渡邉 千明 (06卒) 西崎 友二郎 全国大会 都予選 二回戦敗退
2014 足立 康彦 (91卒) 船越 明義 全国大会 都予選 三回戦敗退
2013 安田 真人 (80卒) 中野 厳 全国大会 都予選 準々決勝敗退
2012 安田 真人 (80卒) 広瀬 泰斗 全国大会 都予選 準々決勝敗退
2011 安田 真人 (80卒) 鈴木 伶輔 全国大会 都予選 準々決勝敗退
2010 足立 康彦 (91卒) 坂井田 晃弘 全国大会 都予選 準決勝敗退
2009 足立 康彦 (91卒) 間島 陸 全国大会 都予選 準々決勝敗退
2008 池田 晃久 (88卒) 秋葉 祐太朗 全国大会 都予選 準決勝敗退
2007 池田 晃久 (88卒) 鈴木 佑輔 全国大会 都予選 準々決勝敗退
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